こんちゃす!20代ひよっこ投資家るしふぁー(@rushifer_hiyoko)です。
投資を始めて2年8ヶ月目。8月の投資結果を発表していきます。
今月は前半と後半で大きく空気感の違う相場環境でした。8月前半は、上昇相場を演じていましたが、8月26日のジャクソンホール・シンポジウム(世界の主要銀行が集まり重要な金融政策などを発表する場)を境に、一気に株が売られる展開となりました。
ここ最近、株価が下がり気味だよね。SNSでも、不穏な空気が流れてる気がする。
そうだね。再び株価が不調になってきてる。なぜ、株価が不調か原因に触れていこう!
この記事では、一個人投資家のリアルを投資日記として記事を執筆しています。私の投資結果を反骨精神に、少しでもあなたの投資方針にプラスになるようお役に立てれば幸いです。
2022年8月投資結果
最初に2022年8月の投資結果を発表していきます。
My PF(8月31日時点)
- 8月1日〜8月31日 +2.28%
S&P500(8月31日時点)
- 8月1日〜8月31日 -3.82%
今月は、S&P500を上回る成績を出すことができました。要因として、ジャクソンホール前に個別株を一気に売却したことで、利確できたことが大きいです。また、詳しい情報は後述します。
通年の結果は、以下の通り。
【2022年投資結果】
【2021年投資結果】
個別株のリターンのおかげで、年初来の水準まであともう少しのところまで戻すことができました。ただし、9月の投資環境は厳しいことが予想されるので、油断はできません。
↓先月分までの投資日記の記事はこちら↓
【投資日記2年7ヶ月目】7月の投資結果発表!米国株反発。今後も上昇続くか。
【投資日記2年6ヶ月目】6月の投資結果発表!インフレ懸念からリセッション懸念へ。弱気相場続く。
【投資日記2年5ヶ月目】5月の投資結果発表!爆損か?投資を始めて一番難しかった相場。
8月のポートフォリオ
続いて、8月のポートフォリオについて、公開していきます。
【全体】
個別株をほとんど売却しました。(先月の個別株の割合:11.1%)。ジャクソンホールにて、パウエル議長がインフレの根を止めるため、景気後退を辞さない方向性が明確に打ち出されたためです。2023年もインフレが落ち着かない限り、金利水準が高止まりすることが予想されるため、株にとっては逆風であることが個別株売却の要因です。
【個別株・ETF】(上記黄色部分)
ディフェンシブ色の強い薬品の特許ビジネスを展開しているRPRX(ロイヤリティ・ファーマ)のみを残しています。それ以外は8月に売却しています。
8月の売買記録
8月の売買記録は以下の通り。
【購入銘柄】
- 8/10 GE(ゼネラル・エレクトリック)
- 8/11 CVX(シェブロン)
- 8/18 EURN(ユーロナブ)
- 8/26 VIST(ビスタ・エナジー)
4銘柄の買い付けです。石油株のCVX(シェブロン)やVIST(ビスタ・エナジー)を中心に購入しました。また、分社化予定の経営改善が期待されるGE(ゼネラル・エレクトリック)やタンカー銘柄のEURN(ユーロナブ)を購入しました。
しかし、これらの銘柄もジャクソンホールの結果をみて全て売却しています。
8月に買った銘柄で言えば、CVX(シェブロン)以外は、±0かマイナスですね。
【売却銘柄】
- 8/7 CHD(チャーチ・アンド・ドワイト)
- 8/8 INCY (インサイト)
- 8/26 EURN(ユーロナブ)
- 8/26、8/29 CVX(シェブロン)、PXD(パイオニア ナチュラル リソーシズ)、AFG(アメリカンファイナンシャルグループ)
- 8/29 VIST(ビスタ・エナジー)、GIS(ゼネラル・ミルズ)、AMGN(アムジェン)、GE(ゼネラル・エレクトリック)
決算がイマイチだったCHD(チャーチ・アンド・ドワイト)とINCY (インサイト)は即売却。ジャクソンホールの結果を受け、RPRX(ロイヤリティ・ファーマ)以外のほとんどの銘柄を売却しました。ここまで個別株が少ない状況なのは、投資を開始して以来、初めての状況です。
金利引き上げ局面、かなり慎重な姿勢で市場に臨んでいます。
2022年8月振り返り
それでは、2022年8月を振り返っていきます。
- 7月消費者物価指数は8.5%。前月より改善は見られる。雇用統計もそこそこの結果に。
- ジャクソンホール・シンポジウムにて、インフレ低下傾向みられても、金利維持する可能性高い。株価には逆風!!
7月消費者物価指数は8.5%。前月より改善は見られる。雇用統計もそこそこの結果に。
7月の消費者物価指数は8.5%で予想の8.7%を下回りました。
なんとか下落に転じてくれました。ガソリン価格の低下が大きく寄与したようです。ただし、金利引き締め局面、安心はできません。
8月雇用統計の結果は以下の通り。(9月2日発表)
予想 | 結果 | |
失業率 | 3.5% | 3.7% |
雇用者数 | +30.0万人 | +31.5万人 |
平均時給 | +5.3% | +5.2% |
失業率は、予想を上回る3.7%でした。失業率の増加が継続すると、不況入りのサインかもしれません。一方、雇用者数は予想上回る+31.5万人と強く、底堅い雇用市場を示すデータとなりました。いずれの結果においても、そこそこの結果と言えそうです。
ジャクソンホール・シンポジウムにて、インフレ低下傾向みられても、金利維持する可能性高いと発表。株価には逆風!!
8月には、ジャクソンホール・シンポジウムがアメリカにて開かれました。
ジャクソンホール・シンポジウム:アメリカのワイミング州で毎年8月に開催される経済政策シンポジウムのこと。米国の重要な金融政策についても、この場で発表されることが多い。
8月のジャクソンホール・シンポジウムにて、パウエル議長は、インフレがひと段落したとしても、すぐに利下げに転じず、引き上げた金利水準を維持する方針との発表がありました。また、家計・企業に痛みを伴ってでも、インフレの根を殺すことに専念する趣旨の主張もありました。
一部の市場参加者は、少しでもインフレの下落トレンドがみられると、金融緩和する可能性が高いことを期待していたため、8月前半は株価はそこそこ戻していましたが、パウエル議長の発言を境に大きく市場環境は激変しました。
上記は、今後のFOMC(米国の金融政策を決定する会合)の開催日に、どのくらいの金利水準かを示すグラフです。
MEETING PROBABILITIES(真ん中の図)のデータから、2023年になっても、3.75bp〜4.00bpの水準で金利が維持されてい予想となっていることがわかります。(9月4日時点)
株価と金利はシーソーの関係であることから、金利の高止まりの状態が続くと、株価にとっては逆風で、なかなか株価が上がらない状態が続くことが予想されます。
今後の投資戦略
8月の状況を踏まえ、9月の投資戦略を考えていきます。
- FRB議長はインフレを抑えるため強気の姿勢。この状況から、現金比率を最大限に高める。
- 投資は「待つ」も戦略。経済データ・ニュースに応じ、購入の機会を待つ。
9月は1年の中で一番投資環境が悪い及び大きく相場環境が変わる季節。インフレの根を殺すため、金利上昇に躍起になっている今は、積極的に投資を行わず、傍観も一つの手だと考えます。
ではでは。
コメント