こんちゃす!20代ひよっこ投資家るしふぁー(@rushifer_hiyoko)です。
投資を始めて、2年10ヶ月目。10月の投資結果を発表していきます。
10月の株価は、13日を境に堅調に上昇しました。消費者物価指数の結果が前年同期比+8.1%で、鈍化の傾向がみられたことが要因だと考えられます。
10月は、2022年に入って以来一番相場環境がいいと感じたよ。
このまま11月もブル相場が続くかどうか、注目です。
この記事では、一個人投資家のリアルを投資日記として記事を執筆しています。私の投資結果を反骨精神に、少しでもあなたの投資方針にプラスになるようお役に立てれば幸いです。
2022年10月投資結果
それでは、2022年10月の投資結果を発表していきます。
My PF(10月31日時点)
- 10月1日〜10月31日 +16.64%
S&P500(10月30日時点)
- 10月1日〜10月30日 +7.26%
10月になんとか年初来プラスを取り戻すことができました。9月末から10月始めにかけて大きくポジションを増やしたことが功を奏した結果となったと考えられます。しかし、11月に入ってから、円高の影響で少しダメージを受けています。
通年の結果は以下の通りです。
【2022年投資結果】
【2021年投資結果】
9月下旬および10月上旬の底付近で大きくポジションを取ることができたため、年初来プラスの成績を残すことができました。ただし、高インフレ及び金利上昇局面の状態が続いていることから、油断せず投資を行いたいです。
▼先月分までの投資日記の記事はこちら▼
【投資日記2年9ヶ月】9月の投資結果公表!株価下落さらに加速。リセッション到来か。
【投資日記2年8ヶ月】8月の投資結果発表!!8月前半株価好調も、後半は失速。金融引き締め長期化懸念か。
【投資日記2年7ヶ月目】7月の投資結果発表!米国株反発。今後も上昇続くか。
10月のポートフォリオ
次に、10月末時点のポートフォリオを公開していきます。
資産全体
先月と比較をして、個別株・ETFなどのリスク資産の割合が大きくなりました。一方、現金の割合は、先月の38.7%から21.5%まで減少しています。消費者物価指数の上昇幅が鈍化したことや政策金利上昇に歯止めがかかることを考慮した攻めのポートフォリオとなっています。
個別株・ETF(上記、資産全体の黄色部分)
上記グラフは、個別株・ETFの保有割合(資産全体の黄色部分)のグラフを表しています。下記に詳しい説明を載せておきます。
- VTI(全米株式ETF):62.1%・アメリカ全体の株に投資をするETF。米国小型株も含む。
- DAL(デルタ航空):8.4%・米国航空機メーカー。旅客事業・貨物輸送事業のほかジェット燃料の生産など。
- KO(コカ・コーラ):7.4%・世界最大級の飲料品メーカー。コーラ以外にも非炭酸飲料水も世界規模で展開。
- MCK(マッケンソン):6.0%・医薬品卸売業者。医薬品・医療機器・薬品の卸売や薬局向けのコンサルなど。
- RPRX(ロイヤリティ・ファーマ):5.8%・新薬投資会社。特許取得による収入を確保しているビジネス。
- EPOL(ポーランドETF):5.7%・ポーランドの主要企業ETF。主な企業は、CDプロジェクトというゲーム開発企業や金融系企業など。
- ENPH(エンフェーズ・エナジー):4.6%・太陽光エネルギーのプラットフォームを提供。マイクロインバイダーを用いた効率的な発電を実現。
VTI(全米株式ETF)を多く買い増しています。インフレのピークアウトが見られていることなどの米国のマクロ要因の風向きが良いことが理由です。
個別株の選定基準は、景気後退が懸念されている中、決算が良好な銘柄に投資をしています。その中で選んだのは、強いブランド力を持っているKO(コカ・コーラ)と、グロース株にとって逆風なこのシーズンにきっちり良好な決算の数字を出してきたENPH(エンフェーズ・エナジー)を購入しました。
10月の売買記録
10月の売買記録は以下の通りです。
【購入銘柄】
- 10/4,6,7,11,13,20,27 VTI(全米株式ETF)
- 10/4 IAU(金ETF)
- 10/26 KO (コカ・コーラ)
- 10/27 ENPH(エンフェーズ・エナジー)
インフレの緩和観測を受け、VTI(全米株式ETF)を分散かつ多めに購入しました。なお、インフレがさらに強まることもシナリオとして入れていたことから、IAU(金ETF)などもヘッジとして購入しています。金は、1970年代のハイパーインフレ時代に、インフレが再燃したタイミングで多く買われたことがあります。
インフレヘッジもしつつ、相場に臨んだんだね。
インフレはかなりしつこく株式市場に悪い影響を与えることで知られてるよ。だからこそ、インフレがさらに脅威となるリスクも想定しつつ、10月上旬の段階でポートフォリオに組み入れてみたよ。
【売却銘柄】
- 10/14 IAU(金ETF)売却
10月14日、9月の消費者物価指数が+8.2%と伸びが鈍化した結果が発表されました。これまでの消費者物価指数の推移として、6月の+9.1%とピークをつけ、7月の+8.5%、8月の+8.3%、9月の+8.2%と少しずつ下がっている状況です(10月は+7.7%)。
この状況を鑑みると、インフレ懸念は残るものの、データではインフレが鈍化しているトレンドを示していることから、インフレヘッジとして購入していた金ETFを売却しました。
2022年10月・11月前半振り返り
記事執筆が遅れたため、10月及び11月前半の状況を振り返っていきます。
- 10月消費者物価指数の結果は7.7%と明確に鈍化。金利上昇幅も75bpから50bpに歯止めがかかるか。
- 米国企業の決算は例年より弱い。企業業績は失速。
10月消費者物価指数の結果は7.7%と明確に鈍化。金利上昇幅も75bpから50bpに歯止めがかかるか。
11月10日に発表された10月の消費者物価指数は予想+8.0%に対し+7.7%と明確に鈍化していました。
6月の9.1%をピークに明確にインフレ率が鈍化していることを確認できます。インフレ率が低下すると、FRB(米国連邦準備制度理事会)は、政策金利の上昇幅を縮小することが予想されるため、株価には支援的な材料の一つと言えることができるでしょう。
さらに、エネルギーや食料品の数値を除いたコア・インフレ指数について、9月までは鈍化が見られませんでしたが、10月は+6.3%と9月の+6.6%から明確に鈍化している様子が見られます。
11月の発表を受け、FRB(米国連邦準備制度理事会)は、12月の政策金利の上昇幅は、50bpの引き上げ予想となっています。その後は、25bpの引き上げ予想となっており、政策金利の上昇幅は鈍化することがメインシナリオとなっています。
金利と株価はシーソーの関係です。金利が下がり始めると、株価は上がります。11月12日時点の金利上昇幅が縮小するシナリオだと、来年に金利はピークを迎え、将来的には金利が低下することを市場は織り込むことから、株価は上昇する可能性が強くなることが予想されます。
米国企業の決算は例年より弱い。企業業績は失速。
米国の代表指数であるS&P500の第3四半期の決算を91%が報告しています。発表した企業のうちEPS(一株あたり利益)が予想を上回った割合は69%です。これは、過去5年平均の77%及び過去10年平均の73%を下回っており、かなり弱い決算といえます。
EPS(一株あたり利益) | |
第3四半期 | 69% |
5年平均 | 77% |
10年平均 | 73% |
特に今回の決算で注目するべき点は、GAFAMなどのハイテク大型企業が決算をミスしているところです。ミスしている理由は、ドル高の影響で業績を残すことが難しくなっている点、コロナによるピークデジタルを迎えている点が挙げられます。今後は、米国のみではなく幅広い視点で、さまざまな投資対象を検討する必要がありそうです。
今後の投資戦略
10月および11月上旬の状況を踏まえ、以下の投資戦略を考えてきます。
- マクロ的環境は、政策金利上昇幅縮小など市場には支援的に働くと予想。株は積極的に購入していく方向。
- 投資対象は慎重に検討する必要あり。米国以外も視野。
- 具体的な投資対象は、成長率の高い新興国セクターやきっちり決算を残しているディフェンシブ株に妙味ありか。
10月から強気のスタンスは変わらず。投資対象は、これまで成長を牽引したGAFAMやハイテクグロース株は買いづらいです。狙い目は、金利が下落した段階で新興国や後進国などの程よくインフレの影響を受け、成長率の高いセクターを狙っていきたいです。
また、景気に影響を受けづらいディフェンシブ株の購入も考えています。
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